2013/10/08

花組トップスター・蘭寿とむ 退団記者会見

10月8日(火)、花組トップスター・蘭寿とむが、ミュージカル『ラスト・タイクーン -ハリウッドの帝王、不滅の愛-』~F・スコット・フィッツジェラルド作「ラスト・タイクーン」より~、メガステージ『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』(宝塚大劇場:2014年2月7日~3月17日、東京宝塚劇場:2014年4月10日~5月11日)をもって退団する事を発表し、記者会見を行いました。


小林公一(宝塚歌劇団理事長)
「花組トップスター蘭寿とむが、来年5月11日の東京宝塚劇場公演の千秋楽をもちまして宝塚歌劇団を卒業することになりました。彼女は下級生の頃からスター性があり、これまで様々な経験を積んで実力と人気を得てきました。トップスター就任後にはさらに才能が開花し、現在の花組を、そして宝塚歌劇を引っ張ってくれる存在となり、非常に大きな貢献を果たしてくれました。卒業するその日まで、今まで以上に一層輝いていきますよう皆様方のご支援を賜りますよう宜しくお願いいたします。」

蘭寿とむ
「来年5月11日の東京宝塚劇場公演の千秋楽をもちまして、宝塚歌劇団を卒業させて頂く事になりました。入団してから18年間、多くの方々にあたたかく支えて頂き感謝の気持ちで一杯でございます。これから卒業までの間、蘭寿とむならではの役割を全うし、花組一丸となってお客様に楽しんで頂けるすばらしい舞台を創ってまいりたいと思いますので、宜しくお願いいたします。」

退団を決めた理由は?
「ステージ上で本当に男役を楽しめていると感じる瞬間があり、その時に今だなと思ったことと、今の花組はメンバー全員が同じ方向を向いていて、とてもいい状態だなと感じ、今だったらバトンタッチできるなと思い退団を決めました。」

男役を楽しめた瞬間とは?
「『オーシャンズ11』のダニー・オーシャンを演じていた時です。ステージ上で本当に楽しいなと思える自分がいたので、(退団は)今かなと思いました。またその一つ前の公演のショー『CONGA!!』でも毎日が楽しくて仕方がないと思うほど、素晴らしい作品にめぐり会うこともでき、悔いはないなと思うことができました。」

退団後の予定は?
「全く何も考えていない状況です。今は男役・蘭寿とむにすべてを賭けていきたいと思います。」

18年間の思い出は?
「宙組への組替えにより新しい仲間とめぐり会えたこと、また花組に戻ってきてみんなにあたたかく迎えてもらい、とてもすばらしい作品に出会えたことです。」

18年間の宝塚生活はどういったものだったか
「本当に青春のすべてだと感じていますし、舞台人としてだけではなく、人としても大きく成長させてもらえた場所だと感じています。」

花組生たちへ
「みんなに伝えたときは、私の話をしっかり聞いてくれて、温かい涙を流してくれました。私は花組のみんながいたからここまでこれたと思っているので、最後までしっかり力を合わせて頑張りたいと思います。」

ファンの皆さまへ
「ファンの方々のあたたかい応援があったからこそ今があると感じています。思い返すと本当に皆さまからの声援は心の支えで、感謝の気持ちで一杯です。その気持ちを、舞台の上から皆さまに恩返しができるように頑張ってまいりますので、是非多くの方々にご覧頂きたいと思います。」


■蘭寿とむプロフィール
兵庫県西宮市出身 武庫川学院出身
1994年 4月   宝塚音楽学校入学
1996年 3月   宝塚音楽学校卒業
1996年 3月   宝塚歌劇団入団、『CAN-CAN』で初舞台
1996年 5月   花組に配属
2006年 4月   宙組に組替え
2011年 4月   花組に組替え
2011年 6月   『ファントム』(宝塚大劇場)で花組トップスターに就任
       
■主な舞台歴 ※劇場名のないものは全て宝塚大劇場公演
1996年 3~5月   『CAN-CAN』で初舞台
2000年 6~7月   『宝塚 雪・月・花』『サンライズ・タカラヅカ』(ドイツ・ベルリン)
2001年 7~8月   『ミケランジェロ』 ニッコロ/(新人公演)ミケランジェロ  ※新人公演初主演
2002年 8月   『月の燈影』(バウホール) 次郎吉  ※バウホール公演初主演
2002年 10~11月   『エリザベート』 エルマー/(新人公演)トート
2005年 1月   『くらわんか』(バウホール) 八五郎
2006年 3~4月   『スカウト』(バウホール) ショーン・フィンリー
2007年 4月   『NEVER SLEEP』(バウホール) サミュエル・ハート
2007年 6~7月   『バレンシアの熱い花』 ラモン・カルドス/ロドリーゴ・グラナドス  ※役替わり
2008年 7月   『雨に唄えば』(梅田芸術劇場) コズモ・ブラウン
2009年 2月   『逆転裁判』(バウホール) フェニックス・ライト
2009年 8月   『逆転裁判2』(バウホール) フェニックス・ライト
2010年 9月   『“R”ising!!』(バウホール)
2011年 6~7月   『ファントム』 ファントム  ※トップスターとして初の大劇場公演
2011年 10~11月   『小さな花がひらいた』(全国ツアー) 茂次
2012年 1月   『復活 -恋が終わり、愛が残った-』 ネフリュードフ
2012年 7~8月   『サン=テグジュペリ』 サン=テックス
2012年 11月   『Streak of Light -一筋の光…-』(日本青年館)
2013年 1月   『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 アンドレ  ※特別出演
2013年 2~3月   『オーシャンズ11』 ダニー・オーシャン
2013年 6~7月   『戦国BASARA』(東急シアターオーブ) 真田幸村
2013年 8~9月   『愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-』 アンドレア・シェニエ

■今後の予定
【1】2013年10月11日(金)~11月17日(日)<東京宝塚劇場>
 Musical『愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-』 脚本・演出/植田景子
 ショー・オルケスタ『Mr.Swing!』 作・演出/稲葉太地
【2】2013年12月4日(水)・12月5日(木)<宝塚ホテル>
  2013年12月16日(月)・12月17日(火)<パレスホテル東京>
 蘭寿とむ ディナーショー『T-ROAD』 構成・演出/藤井大介
【3】2014年2月7日(金)~3月17日(月)<宝塚大劇場>
 ミュージカル『ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-』 脚本・演出/生田大和
 メガステージ『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』 作・演出/齋藤吉正
【4】2014年4月10日(木)~5月11日(日)<東京宝塚劇場>
 演目は【3】と同じ
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