2012/07/02

宙組 東京宝塚劇場公演千秋楽 大空祐飛退団会見

7月1日(日)、宙組東京宝塚劇場公演 ミュージカル『華やかなりし日々』、グランド・ショー『クライマックス-Cry Max-』が千秋楽を迎え、トップスター・大空祐飛が終演後に退団会見を行いました。



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~~美好的78期 3王都畢業了~~


大空祐飛
「本当に長い間お世話になりました。おかげさまで無事に最後の緞帳を下ろすことができました。皆様には、本当に長い間支えていただきまして感謝しております。ありがとうございました」

Q.今、改めて「宝塚」とはどんな場所だった?
A.今の私のすべてを作ってくれた場所です。入ったときの私は、今思えば本当にまだ何も分かっていない状態だったので、私という人間はここで育てていただいたと思っています。

Q.20年かけて追求してきた男役芸を、いま自分でどのように評価するか?
A.自分では男役芸というものをものすごく意識していたわけではなくて、いただいた役で、その男性の役になりきろうと思ってこの20年間を過ごしてきてい ただけで、多分大空祐飛という人間が演技力を使って男になっているという状態が、私の男役芸なのだと思います。私は限りなく、心情も含めてリアリティを求 めていたのですが、だからこそ他には存在しない、より男らしくて、それが夢であるというのが、私の目指していた男役像だと思います。

Q.男役を封印してしまうのは惜しくないか?
A.せっかくここまでやってきて惜しいと思うのかなと思っていたのですが、千秋楽の三日前位からすごく楽しむことができましたし、毎回毎回を今日が最後で もいいと思ってやってきたんだなということが、そういうふうに生きることができたんだなということが確信ができましたので、今はこれで悔いなしと思ってい ます。

Q.リアリズムと男役の美学との兼ね合いが滑らかになってきた作品は?
A.ずっとリアリティを求めている自分の男役としてのあり方には葛藤ももちろんあったのですが、『THE LAST PARTY』という作品でスコット・フィッツジェラルド役を演じたときに、自分の演技の方向性みたいなものが見えたような気がしました。そのあたりからこ の方法でいってみたいと自分で信じてやってきた結果が、今に繋がっているのだと思います。

Q.最後の78期生として、同期生との絆などのエピソードは?
A.主演男役になった同期生で言えば貴城けいと瀬奈じゅんを、千秋楽の日に私は舞台袖で見送ったのですが、同じ立場にいたからこそわかる言葉を、大劇場で は貴城が、東京では瀬奈が舞台袖でかけてくれて、やはり同期で同じ立場を経験したこの絆というものは本当に何物にもかえられないものがあると、今日も確信 いたしました。

Q.退団後の予定、舞台などに立つ可能性は?
A.自分が聞きたいくらい何もわからないです。今日を無事終えることだけを考えてきて、いま自分の目の前にあることを120%くらいの結果を出して終える ことによって次がまた巡ってくるという生き方なので、今日の千秋楽の結果が次に何か人生をリセットするきっかけになるのかもしれませんし、まったく予測が つきません。

Q.間もなく100周年を迎える宝塚歌劇に贈る言葉は?
A.もちろんファンの皆様にもずっと宝塚を愛していただきたいと思いますが、まず宝塚を創っていく側が誰よりも高い夢を持ち続けること、人間の原動力は夢 だなということを今本当にひしひしと感じていますので、出演者・創り手側全員が宝塚の夢を持ち続けることで、きっとお客様を魅了し続けていくことができる のではないかと思います。

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